![]() | スローリズム (幻冬舎ルチル文庫 す 2-3) (2008/03/17) 杉原 理生 商品詳細を見る |
初めて読む作家さん。タイトルと、あらすじに惹かれて手にとってみたら超つぼだったー。中学からの付き合いの受と攻で、攻は昔から男が好きだということを仮眠具アウトしているが、受には「お前だけは好きにならない」と言ってある。二人は危ういバランスのまま社会人になっても良き友人として付き合いつづけているのだが…といった内容。
真性ホモの攻がとてもよかった。真性であるがゆえに、簡単に想いをつげるわけにも、付き合い始めてからも彼を引き込んでしまった負い目を感じてしまう。弱くて情けなく迷っていて度胸がない。でもそこがいい。
受はよくいる普通の男の人。鈍くて、細かいところに気づかず相手を傷つけたり。でもちゃんと自分から行動を起こして踏み込んでいる。そういう点で男らしい受で、好印象でした。
じわじわ進むゆっくりとした恋愛。「コイツ俺のこと好きなのかな?」とうすうすわかっていながら、そっけないフリをしたり。成就してからもちょっとしたことですれ違ったり。私の好きな恋愛の部分がギュっと詰まった本でした。
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